中学英語がわかる!!家庭学習の方法を詳しく解説。お父さんお母さんもお子さんに英語を教えられます!!

指導のコツ

英語を教える際のちょっとしたコツをまとめてみました。

教えられる側のペースに合わせる

教える際に大切なことは、「お子さん(教えられる側)のペース」に合わせることです。
教えられる側の理解するペース、覚えるペースに合わせて教えることが大切です。

「この程度のことはわかっているはず」という先入観は捨てて下さい。
説明していることを理解しているかどうか、様子を見ながら教えてあげてください。

学年の途中から教え始めた場合、既習内容でも理解していなかったり、混乱している場合があります。
特に高校受験を控えた中学3年生の場合は、お父さんお母さんの方が焦りがちになりますが、単語も基本文も覚えていないという状態で高校入試の過去問を解かせたりしても意味がありません。
単語が書けない場合はまず単語練習を重点的に行うというようにお子さんの進度に合わせて学習させることが大切です。

復習に時間がかかる場合は、土日や長期休暇を利用して集中的に復習させると良いと思います。

本人の「やる気」を引き出す

教える側が真剣になればなるほど、期待通りに覚えてくれないとイライラしてしまうものです。
特に自分の子供となると真剣になりますから、過度なプレッシャーを与えてしまいがちです。

「どうしてこんな簡単なこともわからないの!」
「この前やったばかりでしょう」
「何回やれば覚えるの?」

つい言ってしまいそうになりますね。
でも、お子さんのプライドを傷つける言葉は、やる気を削いでしまいます。

苦手なところも、繰り返し練習すれば覚えます。大らかな気持ちで教えてあげて下さい。

そして、できなかったところができるようになったら、十分に褒めてあげましょう。
褒められると自信がついて、お子さんのやる気もアップしますよ!!

本人がやる気になって勉強する → テストの点数が上がる → さらに頑張る
やる気の好循環になるよう応援してあげて下さい。

文法用語はあまり使わない

中学生に教えるとき、特に最初のうちはあまり文法用語を使わない方が良いでしょう。 1年生の1学期のうちは「主語」「動詞」「代名詞」程度にとどめておきます。

教科書に文法の簡単な説明や解説が載っていますので、必要なときはそこに載っている程度の内容を説明してあげれば十分だと思います。 その中で使われている文法用語は使っても理解の妨げになることはないと思います。

文法に関しては、お子さんが基本文の文法を理解しているか確認する程度で大丈夫です。家庭学習で大切なことは、音読や書き取り練習を繰り返して英文の型に「慣れる」ことです。

動画の文法解説を活用する

お子さんに教える際に、ご自分で文法の説明をするのはちょっと難しいと感じる方は英文法を解説している動画をお子さんに見せるという方法もあります。
今は無料で英語を学習できる動画もたくさんありますが、制作元が信頼できる動画を選びましょう。

おすすめは、学研出版のワークブック「中1英語をひとつひとつわかりやすく」の授業動画です。
中2、中3英語版もあります。
動画は1本が3分前後ですので、集中して見ることができる長さです。

この授業動画は2020年以前の版のワークブックに対応しており、現在販売されている2021年発売の改訂版には対応していないようでが、動画単体でも参考になると思います。

この動画は文法の導入や確認のために利用するという位置づけが良いでしょう。

動画はこちらから見られます。
https://gakken-ep.jp/extra/hitotsu_mov/

旧版のワークブックです。

※クリックするとその商品の詳細ページ(楽天)が別ウィンドウで開きます。

この本の詳細に関しては学研のウェブサイトをご覧下さい。 https://hon.gakken.jp/book/1130290700

市販の教材の選び方

教科書準拠のワークブックは学校の副教材として配布されると思いますので、普段の家庭学習はそれができるようになるまで繰り返し解かせます。
学校の副教材が易しすぎる場合は、市販されている教科書準拠のワークブックを購入して使うことをお薦めします。 何種類かある(出版社が異なる)と思いますが、「英語を書かせる」問題が多いワークブックが良いと思います。

また、受験対策用の問題集や実力養成のために問題集を購入するときは、ぱっと見て7~8割くらいは解けそうなレベルの問題がお薦めです。だいたいは自力で解けるというのが目安です。 レベルが高すぎる問題集を選ぶと、わからない問題が多すぎて、結局途中で投げ出してしまいかねないからです。

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