中学英語がわかる!!家庭学習の方法を詳しく解説。お父さんお母さんもお子さんに英語を教えられます!!

英語が苦手な子の指導

他の教科にも言えることですが、苦手な教科では、何がわからないのか、どこからわからなくなったのか、客観的に判断して、わからない部分を1つづず無くしていくことが大切です。

数学や理科は、さらに分野が分かれているので、関数が苦手とか化学が苦手というように不得意な分野を自覚しやすいのですが、英語は苦手な部分を自分では把握しにくい教科と言えるかもしれません。

ご自分のお子さんに英語を教える時には「この程度はわかっていて当然」という期待はせずに、あくまで「客観的に」お子さんが苦手としている部分を見つけて、復習させていくという姿勢が大切だと思います。

中学生は英文法を体系的に習っているわけではないので、驚くような発想の質問をされることがあるかもしれませんが、そのような時も感情的にならずに冷静に教えてあげて下さい。

教える際に大切なこと

苦手なことは自分から進んでやる気になれないものです。
「勉強しなさい!」と言われても、何をどうすればよいのかわからないという状況にあるかもしれません。

家庭学習の習慣が身についていないお子さんの場合は、「手伝ってあげるから一緒に勉強してみよう!」と声をかけて、机に座らせることから始めましょう。

そして勉強が終わったら、苦手な英語を勉強したという努力を褒めて下さい。
もちろん、新しい文法が理解できた、単語が書けるようになったなど、具体的な進歩があればそのことについて褒めてあげるのも良いと思います。 褒めることでお子さんのやる気を引き出しましょう

お子さんが努力しているにもかかわらず覚えられないことがあっても、感情的になって叱ったりしてはいけません。

例えば、単語の書き取りをさせて圧倒的に間違いが多く(内心では「これしかできないのか」とショックを受けたとしても)、「この前より書けるようになったね」「この単語はもう少しで正解だったね」など、必ず褒めてあげることです。

つまずきの原因を特定する

英語が苦手と言っても個人差がありますが、ここでは学校の授業がよくわからない、定期テストの点数があまりよくない(目安として定期テストで7割以下)というお子さんの指導について触れたいと思います。

学校の授業で習った内容を理解したとしても、それをしっかりと身につけて実際に使えるようになるには反復練習(家庭での復習)が必要です。 普段、単語練習、本文の音読などの反復練習をしていないと、英語が苦手になる可能性が大です。

既に学校の授業がわからない、なかなか定期テストの点数が上がらない、という状態になってしまった場合はどうしたらよいのでしょう?

当たり前のようですが、「わからなくなり始めた単元まで戻って、そこから復習する」のが一番良い方法です。 わからなくなったところまで戻るというのは、遠回りのように感じられるかもしれませんが、着実で効果的な方法です。

英語が苦手な場合、どこがわからないのか本人もわかっていないことがあるので、客観的に確認する必要があります。実力チェックテスト を行ってどの時点でわからなくなったのか確認しましょう。

わからなくなり始めた単元から、教科書を使って復習します。

特に英語が苦手なお子さんは教科書メインの復習から始めることがポイントです。

夏休みなどの長期休暇や土日なども有効に活用し、十分に時間をとって復習させて下さい。具体的な教え方は、教科書の指導法 をご覧下さい。

初歩的なつまずき のページでも触れていますが、英語の成績がなかなか上がらないという場合、

  • ●be動詞と一般動詞の使い分けができない
  • ●3人称単数形が理解できていない

ことが根本的な原因になっていることがあります。

初歩的なつまずきをそのままにして先に進んでいるため、授業の内容もよく理解できないという悪循環に陥っている状態です。

動詞の使い方を理解しているか確認するためのチェックテストをご用意しましたので、動詞力チェックテスト からお試し下さい。

自信をつけさせる

「やればできる」という成功体験はやる気を引き出します。

「次の定期テストでは10点アップする」のような具体的な目標を立て、これを達成することで自信がつき、学習意欲が生まれます。
意欲が出てくると自ら勉強するようになり、テストの結果にも反映されるようになる、という好循環が生まれます。

この好循環に入れるように、お子さんに目標を立てさせて、目標の達成をサポートしてあげましょう。

テストのように結果が客観的にはっきりしているものについて「8割以上取る」のような具体的な目標を立てさせます。
最初は、週末に集中的に勉強することで点数が取れるようなちょっとしたテスト(単語テストや小テストなど)の方がハードルも低く取り組みやすいと思います。
反復して覚えるようにアドバイスをして、覚えたかどうかのチェックもしてあげて下さい。

目標が達成できたら、ぜひ褒めてあげて下さい。次は少し高い目標を設定させて取り組ませましょう。

もちろん定期テストの点数アップを目標にするのもお勧めです。
定期テストは出題範囲が限られているので、しっかり対策すれば点数を上げやすいからです。

定期テストに向けた勉強方法については 定期テスト対策 にまとめてありますので、そちらをご参照下さい。

楽しく学習する

英語に限らず勉強すること自体が苦手というお子さんの場合、指導する側の期待通りには取り組んでくれないものです。

机に座らせても10分もしないうちに飽きてしまうような場合は、本人の興味をひくような教材を使うことで効果が期待できます。

例えば、ゲームで楽しく学習するというのもおすすめです。

インターネット上でも単語ゲームを楽しめるサイトやスマートフォンのアプリでも単語ゲームが色々あるようですので、お父さんやお母さんが選んであげて試させてみるのもいいと思います。

ゲームで英語を楽しめるようになったら、少しずつ教科書を使った家庭学習もするように声をかけてあげると良いと思います。

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