中学英語がわかる!!家庭学習の方法を詳しく解説。お父さんお母さんもお子さんに英語を教えられます!!

高校入試まで時間がないとき(1)

短期間で効果が期待できる学習メニュー

中学3年生になって高校入試対策として実力テストを受けたり、塾の短期集中講習などに通ってみて、英語の基礎力がない、英語だけ点数が低いという現実に直面することもあるかもしれません。

例えば、生徒さん本人は「長文読解が苦手」と思っていても、長文の読み方がわからないのではなく、そもそも単語の意味をしっかり覚えていないという状況だったりします。

中学英語において、基礎力がないのは
(1)単語力がない
(2)基本構文をしっかり覚えていない
ことが大きな原因です。

しっかりとした土台作りという意味では、教科書を使って日々家庭学習を続けることが最善ですが、教科書を最初から復習するほど時間に余裕がないという場合は、教科書に出てくる 単語 基本文を集中的に覚えましょう。

入試の3ヶ月前までには覚えることを目標に進めて下さい。

単語

中学の教科書で習った単語は全て覚えます。
英語が苦手な場合、本人が自覚しているより語彙力がないケースもよくありますので、抜けがないようにしっかり覚えさせて下さい。

方法:単語プリントを作って教科書の単語を全て復習します!

1~3年までの教科書の単語プリントを作ります。

単語プリントは学習者本人に作らせて下さい。
単語を表にまとめる作業はそれ自体が復習にもなるからです。

全ての単語について日本語から英語に直せるのが理想ですが、まずは太字の単語について優先的に綴りを覚えます。
それ以外の単語は読めて意味がわかればOKとします。
各単語について発音も必ず練習して下さい。

単語プリントの作り方
単語プリントのサンプル
(クリックするとPDFファイルが表示されます)

教科書に沿って英単語とその意味を表にまとめていきます。

表の左側に問題、右側に解答を書いておきます。
例えば、太字の単語なら、左側に日本語、右側に英語を書きます。
細字の単語や固有名詞(人名など)など、意味を覚えればよい単語は、左側に英語(問題)、右側に日本語(解答)を書きます。

太字の単語以外にも次の語句は綴りを覚えましょう。

国の名前(教科書に頻出の国名)
短縮形
連語、熟語

単語プリントを使って単語を覚えます。

少なくとも3回はテストを繰り返して確実に覚えましょう。

単語プリントは左側が問題、右側が解答になるので、解答の部分を紙などで隠して、単語(または日本語訳)をノートや紙などに書いていきます。

単語を一列(25問)書き終えたら、答え合わせをします。
間違えた単語のチェック欄には丸印をつけて、綴りの練習をします。

この要領で全ての単語プリントを使って単語テストをします。

1日で全プリントをテストするのではなく、1日1枚程度を目安に進めてみましょう。

1回目のテストが終わったら、2回目のテストをします。
2回目はチェック欄に丸印のついている単語(1回目に間違えた単語)のみでOKです。

2回目も間違えたら、丸印の中に小さい丸を書きます(二重丸にする)。
間違えた単語は必ず練習しましょう。

3回目のテストも同様に行います。
3回のテストで覚えていない単語がある場合は、4回目、5回目とテストを繰り返して、確実に覚えます。

基本文(基本文型)

単語プリントと同じ要領で1~3年生の基本文プリントを作ります。
テストの方法も単語と同じです。
基本文は各学年の教科書巻末にまとめてありますので、こちらを利用してもOKです。

基本文プリントの表のみのサンプルは こちらにありますので、必要な方は印刷してお使い下さい。

教科書の単語と基本文を覚えたら 高校入試まで時間がないとき(2) に進んで下さい!!

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